保険金不正請求問題で揺れるビッグモーターの前副社長・兼重宏一(かねしげこういち)氏。
父である兼重宏行(ひろゆき)前社長が行った会見では姿を見せず謎が多いですが、学歴・経歴ともにエリートで、
早稲田大学商学部卒後、アメリカのロチェスター大学でMBA取得という高学歴を誇っています。
そこで今回は、華麗なる兼重宏一氏の学歴・経歴について、まとめてお伝えしていきます。
兼重宏一の華麗なる学歴・経歴一覧!
ビッグモーター前副社長の兼重宏一氏は、1988年7月17日生まれの35歳(2023年7月30日現在)で、大学在学中から父である兼重宏行氏の経営に携わっていました。
兼重宏一氏は先のビッグモーター経営陣が行った記者会見にも姿を現さず、画像はこのゴルフ場での写真しか出ていません。
SNSではさまざまな噂が出ていますが、謎な部分の多い方ですね。
しかし、兼重宏一氏の学歴と経歴はかなりのエリートであることがわかっており、まずはその華麗なる学歴・経歴について一挙にご紹介します。
【2010年6月】
株式会社ビッグアセット取締役就任
【2011年3月】
早稲田大学商学部卒業
【2011年4月】
日本興亜損害保険株式会社入社
【2012年7月】
株式会社ビッグモータ入社、社長室次長就任
【2015年6月】
ロチェスター大学でMBA取得
【2015年12月】
ビッグモーター取締役就任
【2023年7月】
ビッグモーター副社長を引責辞任
このように早稲田大学在学中から、ビッグモーターの資産管理会社である「株式会社ビッグアセット」の取締役に就任しており、父でありビッグモーター前社長の兼重宏行氏の経営に携わっていました。
ではまず学歴について詳細を見ていきましょう。
兼重宏一は早稲田大学商学部卒業
兼重宏一氏は2011年3月、22歳で早稲田大学商学部を卒業しています。
早稲田大学商学部:偏差値67.5
偏差値なんと67.5という超難関校で、早稲田大学商学部の卒業生は企業の社長などを輩出する言わずと知れた名門学部です。
卒業生には、
- 第74代内閣総理大臣・竹下 登(たけした のぼる)氏
- Jリーグ初代チェアマン・川淵三郎(かわぶちさぶろう)氏
- 漫画家、タレント・やく みつる氏
など多数の著名人がいます。
大学在籍中から経営に携わっていた兼重宏一氏ですので、卒業後の進路も踏まえてビジネス、経済について学んでいたものと思われます。
卒業後は日本興亜損害保険に入社、その後ビッグモーターに入社し、MBA取得のため米国へ留学します。
兼重宏一はロチェスター大学でMBA取得
兼重宏一氏は2015年6月、26歳で
アメリカ・ニューヨーク州のロチェスター大学に留学し、MBA(経営学修士)を取得
しています。
ロチェスター大学は「新アイビー・リーグの一角」と評され、
【2018年 Financial Times MBAランキング】世界5位の金融、会計、経済ビジネススクール
という超名門校です。
卒業生には、2002年にノーベル物理学賞を受賞した故・小柴昌俊氏がおり博士号を取得しています。
MBA取得とは「企業経営の実務家を育成するための経営学」を学べる場であり、ビッグモーターの将来を担う予定であった兼重宏一氏にとって、とても重要なものであったと思われます。
早稲田大学卒、ロチェスター大学MAB取得ということで、兼重宏一氏はかなり高学歴であることがわかりますね。
兼重宏一のエリート経歴
お伝えした通り、兼重宏一氏は早稲田大学在学中からビッグアセット取締役を務めていました。
では、兼重宏一氏の経歴についてご紹介します。
ビッグアセット取締役
兼重宏一氏は2010年6月、21歳で「株式会社ビッグアセット」の取締役に就任しています。
「株式会社ビッグアセット」とは『ビッグモーターの資産管理会社』であり、ビッグアセットに在籍しているのは父・兼重宏行氏と兼重宏一氏の2名のようです。
NHKによると、「株式会社ビッグアセット」は2023年7月時点でビッグモーターのすべての株式を保有していると報道されています。
ビッグモーターは、創業家の資産などを管理し兼重社長がトップを務めるビッグアセットという会社がすべての株式を保有しています。
引用:NHK
実質ビッグモーターの100%の株式を保有しているため、相当な実権を握っていると思われます。
日本興亜損保入社
兼重宏一氏は2011年3月に早稲田大学卒業後の4月より、日本興亜損害保険株式会社に入社します。
報道によると、
【2011年4月~2012年6月】
日本興亜損保に在籍
ということが判明しており、1年2か月の在籍期間に経理などを担当していました。
日本興亜損保は損保ジャパンの前身の会社で、「保険金不正請求問題」においてビッグモーターと損保ジャパンの関係に問題があったのではないかと報じられています。
兼重宏一氏が日本興亜損保に在籍していたことが判明し、当時から2社の関係性は深かったようですね。
兼重宏一氏はここで経理などの実務を学び、ビッグモーターに入社します。
ビッグモーターで社長室次長就任
2012年7月、兼重宏一氏が24歳で「株式会社ビッグモーター」に入社し、社長室次長に就任します。
兼重宏一氏は入社当時から「次期社長就任」が確実視されていたことから、社長室次長として経歴を積んでいたものと思われます。
そして、2015年6月MBA取得のためロチェスター大学へ留学し、経営学修士を学びます。
前社長も兼重宏一氏を次期社長として育てるための経歴・学歴を積ませていたと思われます。
ビッグモーター取締役就任
兼重宏一氏はロチェスター大学でMBAを取得後、2015年12月、27歳で株式会社ビッグモーターの取締役に就任します。
兼重宏一氏は「頻繁に社員の降格処分を行っていた」などの内部告発が多数出ており、その責任を問う声が多く上がっていますが、その実態ははっきりと明かされていません。
そして、兼重宏一氏はビッグモーターのさまざまな不祥事を受けて、2023年7月26日付で社長と共に副社長を引責辞任しました。
兼重宏一氏はビッグモーター経営陣の記者会見には姿を現さず、現在雲隠れ状態と言われています。
前社長である兼重宏行氏によると「兼重宏一が今後ビッグモーターの経営に関与することは一切ない」と発表しており、今後も表舞台に出てくるは期待できなさそうです。
兼重宏一は早稲田大学商学部卒業!まとめ
今回は、ビッグモーター前副社長である兼重宏一氏の華麗なる学歴・経歴について、まとめてお伝えしました。
早稲田大学商学部在学中から経営に携わり、アメリカ・ロチェスター大学でMBA取得という高学歴を誇る兼重宏一氏。
ビッグモーター副社長は引責辞任しましたが、今後どのような経歴を辿っていくのか気になりますね。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。