2023年8月26日、世界陸上ブダペスト大会の女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(きたぐちはるか)選手。
予選後のインタビューで流暢なチェコ語を披露し、北口榛花選手の語学力の高さにも賞賛の声が上がっています。
北口榛花選手は日本大学在学中にコーチを求め、やり投げ大国・チェコのデービッド・セケラックコーチの元へ単身留学し、そこからほぼ独学でチェコ語を学んだようです。
そこで今回は、北口榛花選手のチェコ語が流暢な理由について、コーチとの出会いから留学、独学で習得した経緯についてお伝えします。
【やり投げ】北口榛花のチェコ語が流暢すぎる!
2023年8月26日、ハンガリー・ブタペストで開催されている世界陸上・女子やり投げ決勝で、北口榛花選手が金メダルを獲得しました。
ラスト6投目での大逆転、素晴らしかったですね!
北口榛花選手は、予選後のインタビュー時(8月24日)に流暢なチェコ語で対応し、語学力の高さにも賞賛の声が上がっています。
北口榛花選手は自身のXで、
チェコのテレビ局、 いつも英語にする?チェコ語にする? って聞いてくれるんだけど。
いつもは英語にしてもらってたけど、今日はチェコ語でチャレンジしました。
と、チェコ語でのインタビューにチャレンジしたと投稿されています。
北口榛花選手は、高校時代から世界大会に参加するため英語を習得していましたが、
やり投げのトップ選手を多数輩出しているチェコのデービッド・セケラックコーチの指導を受けるため、単身チェコへ留学。
英語が通じないことから、ほぼ独学でチェコ語を勉強したようです。
ほぼ独学でここまで習得するとはスゴイですね!
では、北口榛花選手のチェコ語がこれほどまでに流暢な理由について見ていきましょう。
【やり投げ】北口榛花のチェコ語が流暢な理由
北口榛花選手は、北海道旭川東高等学校で陸上競技を始め、やり投げを始めてわずか2か月で北海道大会優勝。
高校2年でインターハイ、日本ユース選手権、国体の3冠を達成、高校3年で世界ユース選手権で金メダル獲得と大会のため世界を飛び回り、英語を習得していました。
フィンランドでコーチに出会う
高校卒業後、北口榛花選手はスポーツ推薦で日本大学に進学するも、師事していたコーチが退任。
コーチ不在の中練習に励んでいましたが、結果が出ず苦しい時期を過ごしていました。
そんな中、2018年11月、フィンランドで行われた国際講習会に参加しチェコ人のコーチ陣と出会い、デービッド・セケラックコーチを紹介されます。
もともと名刺をもらったコーチの元では受け入れができず、デービッド・セケラックコーチを紹介されたことが、運命の出会いとなりました!
デービッド・セケラックコーチとはInstagramのDMで英語でやり取りしていおり、英語が得意だと思っていましたが、直接会うと全く英語が話せなったそうです。
単身チェコ留学
2019年2月から1か月間、デービッド・セケラックコーチの指導を受けるため、北口榛花選手は単身チェコへ留学します。
そこでいざコーチと対面すると、全く英語が話せないことが判明。
InstagramのDMはチームメートや、息子さんが代わりに送っていたようです。
そこからコーチの言葉を理解するため、北口榛花選手はチェコ語の勉強を始めます。
ほぼ独学でチェコ語を習得
北口榛花選手はチェコ語を学ぶため大使館のチェコ語セミナーに通うも、夜遅い時間のため参加できず、ほぼ独学でチェコ語を学びました。
デービッドに言われた単語を聞き取って、その中で知っている単語が3つくらい出てきたら、クイズみたいな感じで並び替えながら会話していたのです。
引用:日刊ゲンダイ
単語を学んでクイズのように習得していったのですね!
デービッド・セケラックコーチに必死に食らい付いて、チェコ語を習得していった様子がわかります。
北口榛花選手はコーチとの出会いから約1年半でコーチの言葉が理解できるようになり、今ではやり投げに関することはほぼ理解できるほどになっています。
欧州を拠点に世界を飛び回る
北口榛花選手は現在、日本航空にアスリート社員として所属、欧州を拠点としながら1年の半分以上は世界を飛び回りながら、選手活動をされています。
高校時代にやり投げで世界一になることを決め、苦労を重ねながらも世界を飛び回り、25歳で世界陸上金メダルという快挙を成し遂げた北口榛花選手。
デービッド・セケラックコーチの指導に食らい付くため、言葉の壁がなくコミュニケーションを取ることができるほどの語学力を習得したからこその結果だったのではないでしょうか。
今ではコーチと喧嘩できるほどチェコ語が流暢なようです。
チェコのテレビ局のインタビューで流暢なチェコ語を話す姿に驚いた方も多いと思いますが、北口榛花選手はチェコでも大人気のやり投げ選手となっています。
【やり投げ】北口榛花のチェコ語が流暢な理由|まとめ
今回は、世界陸上ブタペスト大会のやり投げ女子決勝で金メダルを獲得した北口榛花選手のチェコ語が流暢な理由について、お伝えしました。
やり投げ大国チェコのデービッド・セケラックコーチに出会い、ほぼ独学でチェコ語を習得した北口榛花選手。
今ではやり投げに関するチェコ語はほぼ理解できるというほど、努力をされたことがわかりました。
今後の活躍も応援しています!最後までお付き合いいただきありがとうございました。