2024年3月26日、プロ野球開幕まであと数日というタイミングで、巨人ファンに衝撃が走りました。
なんと、期待の新戦力だった新外国人オドーア選手が、開幕前に電撃退団することが発表されたのです!
一体なぜこんなことになってしまったのか!?
その理由と、過去の外国人の電撃退団の事例についても紹介していきます。
オドーア選手が電撃退団!
2024年1月、巨人は新外国人選手として、メジャーリーグで通算178本塁打のルーグネッド・オドーア選手を獲得したことを発表しました。
1年契約で年俸は2億円、 背番号は23。
年齢は29歳と若く、伸びしろもあるため、巨人ファンは左の大砲として大いに期待しました!
オープン戦の不振
しかしながら、オドーア選手は、オープン戦であまり調子が上がらず、活躍できませんでした。
そもそも、オドーア選手の本職はセカンドですが、巨人はセカンドに吉川尚輝選手がいるため、ライトで起用されていました。
「ライトは不慣れで、守備での負担が大きくなると打撃に影響するのでは?」との懸念もありましたが、オープン戦の成績は34打数6安打、打率.176。
これを受けて、巨人は、オドーア選手を3月29日の開幕メンバーから外すことを決め、2軍で調整するよう本人に通達します。
すると、オドーア選手は、それならアメリカに戻りたいと言い始めたようで、話し合いの結果、本人の意思を尊重して退団することになったとのことです!
うーん、ちょっとこれはコメントのしようがないですね・・・
筒香選手の獲得可能性が浮上!?
オドーア選手の退団で、巨人が代わりの新戦力として、筒香嘉智選手を獲得するのではという声が上がっています。
元DeNAの主砲・筒香選手は、マイナー契約を結んでメジャー昇格を目指していましたが、オープン戦で結果が出ず、メジャー昇格の可能性が低いことから、自ら自由契約になっています。
日本に戻ってくるとの噂もあり、その去就が注目されています!
他球団からすると、筒香選手が加入してしまうくらいなら、オドーア選手が残ってくれていた方が良かったかもしれませんね・・・
過去の電撃退団の事例
ちなみに、とんでもない早さで電撃退団してしまった助っ人外国人は、オドーア選手だけではありません!
ロバート・ローズ(2003年)
ローズ選手は、90年代に、横浜ベイスターズのマシンガン打線の中心バッターとして活躍。
横浜での8年間で、通算打率.325、167本塁打、808打点を記録した、押しも押されぬレジェンドでした。
2002年オフ、その経歴を買われてロッテに入団しましたが、翌2003年のキャンプ中に「野球への情熱がなくなった」などとコメントし、なんと再来日から28日で退団。
「史上最速退団」などと言われているようです!
ブライアン・バニスター(2011年)
バニスター選手は、メッツとロイヤルズで通算37勝という成績を引っ提げ、2011年に読売ジャイアンツに加入。
先発ローテーション入りを期待されましたが、その年の3月11日に、東日本大震災が発生してしまいます。
バニスター選手は、原発事故への不安から、開幕前に無断帰国してしまいます。
そのまま1試合も登板せずに引退してしまいました。
番外編:マイク・グリーンウェル(1997年)
阪神タイガースファンの間では、電撃退団と聞くといつも名前が上がるこの選手。
レッドソックスの主力として長年活躍し、バリバリのメジャーリーガーだったグリーンウェル選手。
1997年、暗黒時代の真っ最中だったタイガースの救世主として、3億6,000万円もの高額年俸で、鳴り物入りで来日。
しかしながら、5月に足の甲に自打球を当てて骨折。
「野球から身を引けという神のお告げがあった」などと謎のコメントを残して、突如退団してしまいます。
阪神タイガースでは、わずか7試合の出場で、通算6安打。年俸は6割支払われたと言います。
オドーア選手・電撃退団まとめ
オドーア選手は、2024年の読売ジャイアンツの新戦力として期待されましたが、オープン戦の成績が振るわず、開幕2軍落ちを不服として退団してしまいました。
過去にも何人か外国人の電撃退団の事例はあり、語り草になっています!
最後までお読みいただきありがとうございました!