2023年12月10日、大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースへの移籍を発表しました。
ロサンゼルスを本拠地に置くロサンゼルス・ドジャースですが、「ドジャース」とはどんな意味があるのでしょうか。
そこで今回は、ロサンゼルス・ドジャースの「ドジャース」の意味や由来についてお伝えします。
【ロサンゼルス・ドジャース】ドジャースの意味は?
大谷翔平選手が移籍を発表した「ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)」。
「ドジャース」の意味は直訳すると、
(路面電車を)すばやくよける人たち
となります。
Dodgersは、
dodge:すばやく身をかわして避ける、さっとよける
ers:人たち
で「すばやくよける人たち」という意味となります。
路面電車は、ブルックリンの路面電車が由来となっています。
「ロサンゼルス・ドジャース」は創設時、もともとニューヨーク・ブルックリン地区を本拠地としていたことから、ブルックリンに走る路面電車が関係しています。
では「ドジャース」の歴史と共に、由来を見ていきましょう。
【ロサンゼルス・ドジャース】ドジャースの由来は?
「ロサンゼルス・ドジャース」はもともとニューヨーク・ブルックリン地区を本拠地として、「トローリー・ドジャース」として創設されました。
「ドジャース」の由来は、当時ブルックリンでは路面電車が多く通っており、
路面電車を避けるながら歩くことに慣れている人が多いことから、路面電車をさっと避ける人たちという意味の「トローリー・ドジャース」と名付けられた
ようです。
1884年に「トローリー・ドジャース」として現在のメジャーリーグの前身であるアメリカン・アソシエーションに加盟しています。
そこから数度の改称を経て、1932年から「ブルックリン・ドジャース」に定着。
1958年に本拠地をロサンゼルスに移したことで、現在の「ロサンゼルス・ドジャース」となりました。
本拠地は移転しましたが「ドジャース」が残ったのですね。
本拠地をブルックリンからロスへ移転した理由
ロサンゼルス・ドジャースはブルックリンを本拠地として70年以上も活躍してきましたが、本拠地をロサンゼルスへ移転した理由は、
1950年代以降ブルックリンの治安が悪化し、市に移転を求められたため
です。
当時「ブルックリン・ドジャース」球場がブルックリンの街中にあり、治安悪化に伴い改装などが難しい状況となってきたことから、球団側はブルックリン地区の他の場所に新球場建設を希望していました。
しかし、ニューヨーク市からは移転をすすめられ新球場建設を認めてもらえず、東海岸から西海岸のロサンゼルスへ移転することになりました。
本拠地移転にはこのような背景があったのですね。
ドジャースには別の意味も
ロサンゼルス・ドジャースの前身「トローリー・ドジャース」には「路面電車をさっとよける人たち」という意味の他にも、
路面電車にぶら下がってタダ乗りする人たち
という意味もあるとも言われています。
【dodger】には「無賃乗車客」の意味もあり、当時、路面電車にぶら下がって無賃乗車する人が多かったことからこのような意味にも捉えられるようです。
現在のロサンゼルス・ドジャースには路面電車は関係ありませんが、「ドジャース」には1884年からの長い歴史があることがわかります。
【ロサンゼルス・ドジャース】ドジャースの意味・由来まとめ
今回は、大谷翔平選手が移籍を発表したロサンゼルス・ドジャースの「ドジャース」の意味や由来について、お伝えしました。
「ドジャース」は「ブルックリンの路面電車を避ける人たち」という意味から来ており、元々の本拠地であるブルックリンが由来となっていました。
現在は本拠地がロサンゼルスですが「ドジャース」には長い歴史があることがわかりました。
気になる大谷翔平選手の通訳・水原一平さんの去就についてはこちらをご覧ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。