2023年9月1日付けでユニクロの新社長に塚越大介氏が就任しました。
株式会社ファーストリテイリングの社長・柳井正氏には2人の息子、一海(かずみ)氏と康治(こうじ)氏がいますが、以前から柳井正氏は「世襲企業にはしない」と宣言しており、生え抜き社員の塚越大介氏をユニクロ新社長に抜擢。
しかし依然、将来的には世襲させるのではないかと噂されている2人の息子の内、今回は長男である柳井一海氏の学歴や経歴についてまとめてお伝えします。
柳井一海氏と塚越大介社長は高校が同じという共通点もあり、関係も良好のようです。
柳井一海のプロフィール・学歴・経歴一覧
柳井正氏の長男である柳井一海氏は、現在株式会社ファーストリテイリング取締役や子会社「セオリー」の社長を務めています。
まずは柳井一海氏のプロフィールを紹介します。
【名前】柳井一海(やないかずみ)
【生年月日】1974年4月23日
【年齢】49歳(2023年9月現在)
【出身高校】スイス公文学園高等部
【出身大学】ボストン大学
【家族】不明
柳井一海氏は1974年生まれの49歳で、ユニクロ新社長の塚越大介氏より4歳年上です。
家族については調べてみましたが詳細は明かされておらず、結婚しているのか、子どもがいるのかは公開されていませんでした。
柳井一海の学歴・経歴の一覧はこちら。
【高校】
公文学園高等部卒業
【大学】
ボストン大学卒業
【1997年9月】
ゴールドマン・サックス証券 入社
【2004年7月】
リンク・セオリー・ホールディングス ニューヨーク本社入社
【2009年9月】
ファーストリテイリング 入社
【2012年1月】
セオリーLLC 会長就任
【2012年11月】
ファーストリテイリング 執行役員就任
【2015年11月】
ユニクロUSA 会長就任
【2018年11月】
ファーストリテイリング 取締役就任
【2022年8月】
リンク・セオリー・ジャパン 代表取締役会長兼社長兼CEO
柳井正氏は、柳井一海氏を国際人に育てるために高校からスイスで教育を受けさせ、ボストン大学院でMBAを取得、その後も海外での長い経歴を持っています。
では詳細を見ていきましょう。
柳井一海の高校はスイス公文学園高等部
柳井一海氏の出身高校は、スイス・レザンにある
スイス公文学園高等部
です。
スイス公文学園高等部は学校法人公文学園が設立した日本人のための私立学校で、
世界で活躍する人材を育てるための国際教育を受けられ、学力・コミュニケーション力ともに育てていくという教育方針を掲げています。
柳井一海氏はスイス公文学園高等部の1期生として在籍していました。
スイス公文学園高等部は全寮制で、高校入学と共に単身でスイスへ留学させたようです。
塚越大介社長と同じ高校出身
この度ユニクロの新社長に就任した塚越大介社長もスイス公文学園高等部の卒業生で、柳井一海氏の後輩に当たります。
柳井正氏はスイス公文学園高等部への信頼が非常に高く、柳井一海氏と同じ高校出身という点でも信頼が置ける存在なのかもしれません。
塚越大介社長の学歴・経歴についてはこちらをご覧ください。
柳井一海氏はスイス公文学園高等部卒業後、ボストン大学へ進学します。
柳井一海はボストン大学卒業
柳井一海氏の出身大学は、
ボストン大学
です。
ボストン大学はキング牧師を輩出したことでも有名で、世界ランキング上位常連校で難関大学のひとつです。
柳井一海氏はボストン大学卒業後、ボストン大学院でMBAを取得しています。
柳井一海は元ゴールドマンサックスの証券マン
大学院卒業後、1997年9月23歳でアメリカの大手金融会社・ゴールドマンサックス証券に入社。
約7年間ゴールドマン・サックス証券の投資銀行部門に勤務した後、2004年7月にリンク・セオリー(現セオリーLLC)のニューヨーク本社に入社します。
リンク・セオリーは2003年9月にファーストリテイリングと共同でアメリカの「セオリー」を買収していました。
2009年7月にファーストリテイリングがリンク・セオリーを完全子会社化したことで、2009年9月に柳井一海氏はファーストリテイリングに入社しました。
ここから柳井一海氏は、ファーストリテイリングに関わるさまざまな役職に就任していきます。
柳井一海の現在はファーストリテイリング役員
柳井一海氏は
2012年11月、38歳でファーストリテイリングのグループ執行役員に就任
2018年11月、44歳でファーストリテイリングの取締役に就任
しました。
ファーストリテイリングの役員、取締役に就任したことで「将来は社長に就任するのでは?」との憶測が毎回出てきますが、
柳井正氏はその都度「ファーストリテイリングを世襲企業にはしない」と宣言しており、柳井一海氏が社長に就任する可能性を否定しています。
柳井正氏は宣言通り、ユニクロの新社長に生え抜きである塚越大介社長を抜擢。
柳井一海氏は素晴らしい学歴・経歴を持つエリートですが、それでも世襲を否定し続けており、世襲よりも経営重視な姿勢が伺えます。
ファーストリテイリングの元社外取締役・名和高司氏によると、
「私の知る限り、柳井さんの息子2人と塚越さんの関係も良好ですしね。」
引用:マネーポスト
と証言しており、塚越大介社長と柳井一海氏の関係は良好のようです。
2人は同じ高校出身であり、お互いに海外やアメリカでの経歴が長いことなど共通点も多く、互いに切磋琢磨しながら良い関係を保っているようです。
まとめ
今回は、ファーストリテイリング社長・柳井正氏の長男である柳井一海氏の学歴・経歴についてご紹介しました。
柳井正氏は柳井一海氏を国際人に育てるため、高校からスイスへ、ボストン大学卒業後もアメリカでの経験を積んでいます。
柳井正氏は世襲を否定し続けていますが、柳井一海氏自身は素晴らしい経歴を持つエリートであることがわかりました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。