人気アニメ「薬屋のひとりごと」ですが、主人公・猫猫(マオマオ)は、小指が短いと話題になっています。
アニメ第23話 「鳳仙花と片喰」で、ついにその理由が明かされました。
この記事では、猫猫の小指が短くなってしまった衝撃的な理由について、解説していきます。
猫猫(マオマオ)の小指は短い
「薬屋のひとりごと」の主人公・猫猫(マオマオ)の小指は、なぜか少し短い描写がなされています。
2024年3月16日(土)放送の、アニメ第23話 「鳳仙花と片喰」で、その衝撃的な理由が明かされました。
猫猫(マオマオ)の父・羅漢と、母・鳳仙の過去
軍部の最高幹部にして、猫猫が毛嫌いする父親・羅漢(ラカン)。
羅漢は若い頃、付き合いで行った妓楼で、猫猫の母親・鳳仙(フォンシェン)と出会います。
軍部で「碁」と「シャンチー」では負けなしだった羅漢ですが、鳳仙と勝負し、なんと負かされてしまいます!
これまで人の顔が識別できなかった羅漢ですが、その時、鳳仙の顔をはっきり認識、恋に落ちます。
それから、ひたすら「碁」と「シャンチー」を繰り返す奇妙な逢瀬が、何年か続きます。
不思議と2人は気が合ったのでした。
妓楼で生まれた鳳仙は、「誇りだけを固めたような性格」でしたが、一部の好事家に好かれたようで、次第に値段が上がり、当時の羅漢では3ヵ月に1度会うのが精いっぱいになりました。
そして、ついに鳳仙に身請け話が持ち上がります。
あるときの逢瀬で、いつもの通り「碁」と「シャンチー」に興じる2人ですが、鳳仙は一つの賭けを羅漢に持ち掛けます。
あなたが勝てたら、好きなものを与えましょう。私が勝てたら、好きなものを頂きましょう。
不器用だが相思相愛だった2人にとって、「好きなもの」とは相手のこと。ついに2人は結ばれます。
しかし、その直後、羅漢を引き立ててくれていた叔父が失脚。羅漢は巻き添えを避けるため、父親から3年もの遊学を命じられてしまいます。
折しも、鳳仙からは、「身請け話が破断になった」と手紙が・・・
半年程度で帰れるだろうという予想が外れ、3年後、やっと遊学から帰ることができた羅漢。
自宅に届いていたのは、鳳仙からの手紙の山と、一つの布袋があり、その中には・・・
土くれ?いや、小枝か??しかも2つ・・・
かなり衝撃的なシーンですが、これは、鳳仙と、生まれたばかりの猫猫(マオマオ)の小指でした・・・
何故気づけなかったのか!「碁」と「シャンチー」しか頭になかった!
鳳仙の身請け話が破断になった原因は、羅漢との逢瀬で、子(後の猫猫)を身ごもってしまったからでした。
一方で、羅漢が3年もの遊学に出されてしまった事情を知らなかった鳳仙。
通ってこなくなった羅漢に、「指切り」という方法で意志を伝えたのでした。
羅漢は深く後悔し、すぐに緑青館に駆けつけましたが・・・
おまえ・・・!鳳仙ならもういない!いまさら何しに来たというんだい!3年も放っておいて!価値が落ちた妓女がどうなるかなんて、知ったこっちゃないんだろう!?
やり手婆に激しく非難され、打ちのめされ、倒れ込む羅漢。
店の名前を汚し、信用と価値が地に落ちた妓女は、その補償のため、ひたすら客を取るしかありません。
その結果、鳳仙は梅毒に感染し、精神崩壊してしまったのでした・・・
どんなに嘆いたところで、時は戻らない。何もかも、短絡的だった自分が招いたことだ・・・
羅漢はそれから、ひたすら自分を責めることになるのでした。
猫猫(マオマオ)の小指は短い・まとめ
「薬屋のひとりごと」猫猫(マオマオ)の小指が短いのは、母親の鳳仙が、かつて「指切り」という方法で父親の羅漢に意思を伝えたからでした。
得体の知れない男として描かれていた羅漢ですが、こんな複雑な過去があったのですね・・・
※次回の第24話(最終話)については、こちらの記事にまとめています。
最後までお読みいただきありがとうございました!